地方議会ってどんなところ?

 地方議会は、住民が直接選挙で選んだ議員が、首長(知事・市区町村長)や議員からの提案をもとにみんなで話し合い、地域に関わる重要なことを決めるところです。

議会は、議員の中から議長及び副議長を選挙しなければなりません。 

地方議会はどんな仕事をしているの?

地域のルールである条例(じょうれい)をつくる

条例ってなに?

条例(じょうれい)は、都道府県や市区町村といった地方公共団体が独自に作るその地域のルールのことです。


・なぜ条例を作るの?


条例を作る理由は、地域の特性や住民の要求に合ったルールを定めるためです。みんなが安全に暮らせるようにするため、まちをきれいに保つため、地域を活性化させるためなど、さまざまな目的で条例は作られています。



・どんな条例があるの?


交通安全や防災に関する条例はもちろん、環境問題や福祉、教育など、色々な分野の条例があります。


全国にはこんなユニークな条例もあるよ!

 ◎りんごまるかじり条例(青森県板柳町)(別ウィンドウで開く)

 ◎梅干しでおにぎり条例(和歌山県みなべ町)(別ウィンドウで開く)


地方議会は、新しく条例を作るだけでなく、条例の変更や廃止をすることもあります

地方自治体が仕事を進めるためにお金をどのように使うかの計画(予算)を決めたり、地方自治体のお金の使い方が正しいかを調べたりする(決算)

地方自治体の仕事を調査・検査する

請願(せいがん)を受けて審査をする

(請願・陳情について知りたいときは下のボタンを押してね)

☆国などに意見や要望を伝える意見書(いけんしょ)を提出※する

※意見書の提出:議会は、地方公共団体の公益にかかわる事柄に関して、議会の議決に基づき、議会としての意見や希望を意見書として国会や関係行政庁に提出することができる。

地方議会のしくみ

多くの地方議会には「本会議(ほんかいぎ)」と「委員会いいんかい」があります。

※委員会を設置していない地方議会もあります。

 

 本会議(ほんかいぎ)議員全員が集まって開く会議。地方自治体の仕事の予算や条例などを決めます。


 委員会(いいんかい)議員が、福祉や環境、農林などといった分野や、テーマごとにいくつかのグループに分かれ、くわしく調べたり話し合ったりします。地方自治体の仕事はいろいろあるので、本会議で決める前に、委員会で話し合います。

【ある地方議会の議会活動の流れ】

本会議知事や市区町村長が地域のルール(条例)や、お金をどのように使うかの計画(予算)の案を説明し、それについて議員が質問します。

委員会本会議で提案された案について、議員がくわしく調べて話し合います。

本会議委員会で話し合った結果をもとに、案について賛成か反対かを多数決で決めます。